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新聞の読み方教えます

新聞の読み方教えます。新聞を面白く読むためのニュースを紹介していきます。

【世界遺産の美濃和紙がブランド戦略を展開】電通・博報堂っぽいやり方ではないので好き

www.jiji.com

明日の新聞に載りそうなニュースですので、いまのうちに読み方をご案内します。

 

美濃和紙といえば、1300年前から続く和紙の代表商品です。とはいえ、伝統工芸というのは、ブランド戦略というのとは、少しかけ離れた位置にいました。

 

確かに、行政や企業なんかが、ブランド化して世界展開をもくろむのですが、現場の職人さんからいえば、「いいものつくってりゃ売れる」という感覚なので、ブランド戦略なんてしゃらくさいものなんです。

 

そんななか、新たなブランドマークを策定したり、認定基準を改めたりと、統一的な品質管理というブランド戦略上重要な布石を打ち始めたのは、やはり世界遺産に認定されて意識が変わったのでしょう。

 

dentsu-ho.com

これは電通さんがしかけた、伝統工芸にブランドという付加価値をプラスする試みですが、見た感じ、伝統工芸そのもののブランドを活用したというか、ディズニーだとのか商業ブランドで伝統工芸を高めようとしたようにみえます。

 

www.sankeibiz.jp

これはオピニオン記事。具体的に、伝統工芸がブランド化をおこなって成功した事例が取り上げられているわけではありません。しかし、伝統工芸がブランド化する必要性とそのプロセスを提案している記事です。伝統工芸が好きで、なんとかして盛り立てたいと考えているひとは、さらりと読んでみるとよいでしょう。

 

まあ調べてみると、伝統工芸のエッセンスをとりいれて、オサレなインテリアにしてみましたーなんてのはたくさんあるんですわな。でも、農産物のように産地がひとつになって基準をつくり、ブランドをつくったという当事者主体の伝統工芸ブランド化の例はまだ乏しいのではないかと感じます。

 

そんななかで、美濃和紙という非常に重要な和紙が、本格的なブランド化に取り組み始めたということは、試金石であるかのように思われるのです。

 

ブランド化をしたくなかったのか、できなかったのか、これからの成り行き次第でそれが見えてくるような気がします。はく